嫌煙の風潮
道具好きな私。
煙草を吸う上でも、時々パイプ煙草を楽しんでいます。
パイプ煙草。
今の若い人は「パイプ」という単語自体を知らない人が多い。
バーなどでパイプを取り出して吸おうとすると、ほとんどの女性には「それなんですか?」と聞かれます。中には「葉巻ですね。」と言う人もいて、いかにパイプを吸う人が少ないかという事だと思います。
頻繁に掃除が必要であり、パイプ用の煙草を扱っているお店も少ないので、正直な処、面倒くさい部分が多いのですが、パイプを取り出し→煙草を詰め→火を付ける。という一連の流れは一種の儀式のようで、心を落ち着かせてくれる。そして、豊かな香り。
数は減りつつも、無くなることが無いのは、そこに魅力を感じる人が多いのだと思う。
昔から酒と煙草はセットのイメージがあって、美味しいお酒を楽しむ時に美味しい煙草を合わせると幸せな気持ちになります。
一方、昨今の嫌煙ムード。
煙草は健康を害するという。これに異を唱える意見も多く、実際に煙草を吸いながら90歳過ぎまで長生きしている人もたくさんいます。
喫煙率は減っているのに肺がん者数は増えている。という医学データもあるそうです。
アルコールも害がある事を知られています。どうしてアルコールは嫌われないのでしょうか。
臭いが嫌い。これは個人差はあるものの、マナーとして考えると、不快に思う人がいればそれは配慮すべき事だと思います。飲食店で強烈な香水のにおいを振りまいている女性がいますが、それも同様です。私も喫煙者ながら、食事をしている時にすぐ隣で煙草を吸う人には嫌悪感をおぼえます。なので、飲食店では煙草を吸わないようにしています。
喫煙者が嫌われる要因もあります。数少なくなった喫煙所に行くと、吸いきった煙草のパッケージや飲み物の残骸などが捨てられています。吸い殻だけではなく、ゴミを捨てている人が目立ちます。これは喫煙者から見ても不快に思う人が多いでしょう。
マナーを考えて煙草を楽しむのであれば、問題ないように思うのですが。
喫煙者の意見も嫌煙者の意見もどちらも尊重されて欲しいものです。